Photo : Taro Issiki (C) LiVES

ワンルームから3LDKまで、変幻自在の新・和空間

普段はすふまで部屋を仕切り、親戚が集まる際にはふすまを開け放って2部屋をつなげる。もともとさまざまな生活シーンに柔軟に対応できる造りをしていた日本家屋にヒントを得たのがこちらの物件。
部屋数だけ多く、陽当たりや導線を無視した間取りだった4DKを、大胆にリノベーションした。
圧迫感のあった天井は凸凹のあるコンクリートの梁をあえてむき出しにして、漆喰のような見映えに。壁はすべてとりはらい、梁下に木製の鴨居を張り巡らせて、引き戸によって空間を自在にしきれるようにしつらえた。2室をつなげたり3室それぞれ独立させたり、1室だけdenのように囲ったり。
ライフスタイルや気分に合わせ、間取りがかんたんに変更できる。

註：「LiVES VOL.65」115ページ引用

『LiVES』2012 OCT.&NOV. vol65に掲載されました　>>>